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Smarteeというアライナー矯正について

歯科医師なら、アライナー矯正(マウスピース矯正)と言えば、インビザライン(Invisalign)と考えるようにインビザラインはアライナー矯正の代名詞になっています。アライナー矯正治療を考える方にもまず思い浮かべるのは、インビザラインと思います。

 Smarteeについて、ChatGPTで調べてみると、次のような回答が返ってきました。

 Smartee(スマーティー)は、2004年に設立された中国・上海を拠点とするマウスピース型矯正装置(クリアアライナー)のメーカーで、世界47カ国以上で展開されています。日本では近年導入が進み、成人から子どもまで幅広い年齢層に対応した矯正治療が可能です。

Smarteeの特徴

  • 目立ちにくく快適な装着感:透明なアライナーは薄く柔軟で、装着していてもほとんど目立ちません。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨きも普段通りに行えます。
  • 痛みや違和感が少ない:独自の素材と設計により、歯に均等な力を加えて段階的に移動させるため、矯正時の痛みや違和感が少なく、ストレスを感じにくい治療が可能です。通院回数の軽減:1~2ヶ月に1度の通院で済むため、忙しい方でも治療を継続しやすい点が魅力です。
  • ホワイトニングとの併用:アライナーをホワイトニング用のトレーとしても使用でき、自宅で手軽に歯を白くすることができます。

Smarteeの製品ラインナップ

Smarteeは多様な症例に対応するため、以下のような製品を展開しています:

  • Smartee GSシリーズ:顎の位置調整が可能な「マンドゥビュラー・リポジショニング・テクノロジー」を採用し、重度の不正咬合(クラスII・III)にも対応。
  • Smartee GEシリーズ:軽度から中等度の症例に対応し、オープンバイトやクロスバイト、過蓋咬合など多様な歯列不正に対応可能。
  • Smartee Kinder / Teen:子どもやティーンエイジャー向けの製品で、成長期の顎や歯列の変化に対応した設計が特徴です。

日本での導入状況

日本では、パルフェクリニック・医科歯科(東京・表参道)などがSmartee矯正を導入しており、成人だけでなく成長期の子どもにも適した柔軟な治療計画を提供しています。

注意点

Smartee GSシリーズは中国で医療機器承認を取得していますが、日本国内では未承認の医療機器となるため、治療を受ける際は医師と十分に相談し、リスクや副作用について理解することが重要です。

Smarteeは、目立たず快適な矯正治療を求める方にとって有力な選択肢となり得ます。特に、従来の矯正方法では対応が難しかった症例にも対応可能な点が注目されています。治療を検討される際は、導入している歯科医院で詳細なカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

Smartee治療を始めるには、導入コースを受講し、ライセンスを取得して登録を行って初めて症例を提出することができます。Smarteeについて学んでみるとInvisalignにはない装置など(ソリューション)があります。ワイヤーの矯正治療をされる先生が喜びそうな装置もあります。治療計画を作成するソフトウェア(スマートチェックといいます)もInvisalignで使用するクリンチェックと同じような操作で、Invisalignをこれまで手掛けていた先生にも導入しやすいように設計されています。InvisalignではコンプリヘンシブパッケージにしかなかったCBCTとの連動も可能になっています。

 Smarteeの治療ガイドラインやソリューションについては、下の図表を見てください。

Smarteeというアライナー矯正について


Smarteeというアライナー矯正について


Smarteeというアライナー矯正について

Smarteeというアライナー矯正について

当院でもライセンスを取得し、Smarteeの取り扱いも始めました。アライナー矯正を考えている患者さんは是非一度ご相談ください。